現在、当院の臨床工学技士は1名です。
院内の医療機器管理を行うために、平成18年4月にはじめて採用され、看護部手術室所属の臨床工学技士としてスタートしました。
平成20年4月より臨床工学科として独立し、医療機器管理を中心に、手術室業務、呼吸治療 業務、血液浄化業務を行っています。
医療機器管理業務
管理:医療機器管理ソフトを使用し病棟、外来、手術室で使用する医療機器を一括管理しています。
点検:保守点検計画を立て、人工呼吸器、除細動器、麻酔器、輸液ポンプ、シリンジポンプ等の
定期点検を行っています。
貸出:人工呼吸器、輸液ポンプ、シリンジポンプ、超音波ネブライザ、センサーマット等を中央管理し、
貸出を行っています。
対応:病棟、外来、手術室で使用する医療機器のトラブル対応を行っています。PHSを常備し、
夜間、休日の電話対応、場合により出勤し対応を行っています。
教育:看護部の教育委員会と協力し、人工呼吸器セミナーを2回/年、DC・AEDセミナー、
新規導入機器説明会を行っています。
情報:医療安全対策委員会等を通して、医療機器に関し知りえた情報は院内スタッフに伝達するように
心がけています。
手術室業務
手術に必要な医療機器の準備、点検、自己血回収装置の操作、白内障治療装置の補助操作等を行っています。また、挿管の介助、清潔介助業務も行います。
呼吸治療業務
当院にはサーボs (フクダ電子)が4台、ハミルトンC2(日本光電)が2台、計6台の人工呼吸器があります。
それに加え、NPPV専用機V60(フィリップス) ネーザルシリーズ(帝人)のレンタルを行い、呼吸治療を行っています。
使用中点検や、サーボs、ハミルトンC2共に保守点検セミナーを受講し、院内で定期点検 を実施しています。
血液浄化業務
臨時で腹水濾過濃縮再静注、エンドトキシン吸着、血漿交換、CHDFなどを行っています。
また、潰瘍性大腸炎に対する白血球除去療法も行っています。